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私が倒れた日

2006年12月11日、私は営業で伺っていた自動車ディーラー店でお客様と商談中に、突然のめまいで意識がもうろうとして倒れ、救急車で近くの病院に搬送されました。 生命に危険が及ぶランクの脳出血であったため、呼び出された家族、親戚はすぐ病院に集合しました。 脳出血で倒れた前後のいきさつをよく覚えていたからこそ、現在元気に暮らしていられるのかも知れません。

倒れた当日、朝寝坊してしまった私は、父親に最寄り駅まで車で送ってもらい会社に無事出勤しました。その時点で体の状態はいたって健康でした。 支度を済ませ、会社の営業車で都内の自動車ディーラー店数件を廻る道中、何だか頭の中が「ボーっ」とするような感覚がありました。 それでも、「たいしたことはないだろう」と思い1件目の店に到着し、いただいた注文の納品と次回の注文を聞きに行こうとしたとき、急にめまいに襲われ倒れてしまいました。 立ち上がることもできず、従業員の方がうずくまった私の体を支えてくれ、責任者の「急いで救急車を呼んでくれ!」のひと言で病院に担ぎ込まれました。 救急車の中でかすかに意識がありましたが、病院に着くと意識がなくなり数日間昏睡状態のままでした。 数日後、集中治療室で目が覚めたとき、そばには心配した表情で見守る家族、親戚の姿がありました。

倒れたあの日から今年の12月で丸11年の月日が経とうとしています。 色々なことがありながらよくここまで回復できたと思います。 元気なとき、落ち込んでいるときも、人生の分岐点になったあの日のできごとを一生忘れずに思い出して私は頑張って生きていこうと思います。