とある元ニートのブログ

とある元ニートが好きなことを書くブログ

親の定期検診の付添いでの病院で感じること

いつもの朝と同じくスマホのアラームで目を覚まし、
介護の必要となった親の朝食の準備と家の雑事を済ませる。
今日はいつもと違い、朝から病院への付き添いで終日潰れる。
数年前に転倒事故で頭部強打による脳挫傷で下半身の動きが悪くなった母をひと月おきに検査を受けさせ、主治医の診断を仰ぐための定期検診の日だ。
人がこんなにも一瞬で、思考判断の能力が壊れ、身体の動きまでも壊れてしまうものかと目の当たりにして、体が震えたのを今でも思い出す。
まあ、自力歩行できないわけでもない状況、とはいえ補助具は必要な状態まで回復できているのだから良しとしなければいけないのだろうが。
といろいろ感傷に浸ってる暇もなく、親の身支度を介助し、病院へと急ぐ。
病院の中は、同じような境遇のご高齢者と私と同じような付添いの人間であふれていた。
主治医の診断を仰ぐと、変わりありませんか?具合の悪いところは?という質問が、毎回繰り返される。
これに、母が、変わりありませんね。これを聞くと、安心するのと同時に、これ以上の回復がないのだろうなという絶望感にも似た感情が湧き出す。
これがいつまで続くのだろうか。
日常の雑事と介護に追われる生活に虚しさを感じた病院への付き添いだった。