とある元ニートのブログ

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歳を重ねるということ

自分が歳を重ねると、今までみえていなかったことがみえてくる。

幼いときにはわからなかった大人の不思議今、自分が20代後半になろうとしてじみじみと実感する。

思春期だったころの自分がどれだけ周りに心配をかけていたのか10年経たないとわからない。
拝啓15の君へじゃないけど戻れるものなら伝えたい。
今でも思うのは10代は後悔ばかりの連続だった。
本当のことが言えなかった。
自分には目標がないこと、だから行きたい高校も大学もわからなかったこと、母の進める高校と大学に進学したけれど本当に進みたかったわけじゃない。

好きな人がいたこと、好きだと言えなかったこと。
両親が離婚したとき本当は離婚してほしくなかったこと、考え直そうよと一言、たった一言が言えなかった。

でも今ならわかる。あのときがすべてだった。

10代のときできなかったことが今できるはずもなく、今でも私は本当のことが言えない。家族にも友達にも。そうやって生きてきたのだとたまに悲しくなる。
でもまだ20代だ。
出会う人や環境の中で変わるチャンスはある。

もし結婚して子供を授かって育てていく過程で自分の子供にも同じように悩む時期が来るだろう。
私は親として一番の理解者になってあげられる自信がある。
何に迷っているのかすらわからないからもどかしいことや、自分の人生の選択肢を並べられてどれにする?ときかれても自分にはどの意思もないこと、これとこれしかないと言われてほんとうはどれも違うのにこれといっていまうこと。

私はそんなことはさせない。一緒に悩んでわからないことは一緒にひも解いて納得してたとえそれが結果的に間違えであっても、受け止めてあげる。

じゃあもう一度一緒に考えよう。何度でも繰り返そう、自分で出す答えがあるならそれにしよう。そんな風に接してくれる大人が私にはいなかったから。

いや、居たのに言えなかったんだ。

歳を重ねるとみえてくることがある。一番は家族だ。

世界中を敵に回しても無条件で家族が味方だ。
家族がいれば独りぼっちになることはないのだから。