とある元ニートのブログ

とある元ニートが好きなことを書くブログ

ヒッチハイクで日本横断と私の経験

ヒッチハイクで日本横断するというテレビ番組の企画を何度か観たことがあります。
私もしてみたいけれど、そこまでの度胸はありません。
でも意外とやっている人は多くて、ヒッチハイクで日本横断中の人を三度乗せたことがありますが、全員「危険なことは一度もなかった」と言っていました。

一度目は日本人とスイス人女性のカップルで「日本の素晴らしい景色を見せたい」と言っていました。
女性は片言で「みんな優しい」と言っていたのを覚えています。

他国を知らない私はスイスの方が素晴らしいのではないかと思いましたが、他国を知っている二人だからこそ「素晴らしい」と言えたのかもしれません。

二度目はスケッチブックに「○○方面!」と書いた男性でした。
乗せると男性から何故乗せてくれたのかと理由を聞かれました。
「面白い話が聞けると思って」と言うと、ほとんどの人が同じことを言うそうです。

何かやってみたいけど事情があって諦めている人は多いと思います。
ヒッチハイクで日本横断なんてなかなか出来ないし、やっている人を見ると話を聞きたくなるのは私だけじゃないようです。

野宿した話やこれが終わったら何をしたいかなど、いろんな話を聞けました。

「若いころはこんな事もやったなって思い出すんだろうな」と楽しそうで、熊本城に降ろすととても喜んでいました。

三度目は大学生二人組です。半年前のことなのでよく覚えています。
就職が決まったので、思い出作りに北海道から横断してきたと言っていました。北海道からヒッチハイクで横断なんて何ヶ月かかるんだと思ったら、たった2週間で九州まで来たとのこと。
予定より早すぎて困ると笑っていました。何時間待ったか聞くとたった20分で、これには私も笑ってしまいました。

ヒッチハイクといえば何時間も待ち、やっと乗せてもらって涙するというイメージだったからです。

スケッチブックを見せてもらうと「がんばれー」「思い出になるよ!」といったたくさんの応援メッセージが書かれていて、本当に感動しました。
私も「また熊本きてね!」と書きました。今思えばこれが彼らの思い出になるのだから、もう少し気の利いたメッセージを書けば良かったです。繁華街に降ろすと楽しそうに歩いていきました。
当たり前に感じていることが当たり前ではなく、本当に日本の治安はいいのかもしれません。